April 2006
April 30, 2006
カウボーイ!食べ物を粗末にしない/『ギャルサー』第3話

●ギャルサー● 土曜 21:00〜 日本TV系
出演:藤木 直人/ 高田 純次/佐藤 隆太/古田 新太/生瀬 勝久
戸田 恵梨香/鈴木 えみ/矢口 真里/新垣 結衣/岩佐 真悠子
・・・ありがとう大地・・・
・・・ありがとう太陽・・・
・・・命をありがとう・・・
●登場人物
・新之助;とんちんかんなカウボーイ。『イモコ』を探している。
※日本語能力に難があり勘違いばかりしている。
・ナギサ;黒組のトップ、踊りはNo.1。努力家で実務能力もある。
※太りやすい体質、ダイエットしている。
・レミ;「エンゼルハート」の総代。完璧な容姿と統率力で皆に慕われている。
・シズカ;貧乏な高校生。意外?と良い子、冷静に状況を判断できる。
※サークルの下っ端。

●簡単なあらすじ
ナギサは「エンゼルハート」の総代レミに強い対抗意識を持っている。先週、サークルの金を盗み、新之助に顔を見られていた。ギャル系雑誌の専属モデルを選ぶギャルコンテストの日が間近なある日、ハンバーガーを2度捨てたことで新之助と関わりを持つ。
自己中心的で、メンバーに優しさの欠けるナギサ。雑誌の撮影で自分だけ目立ち、メンバーは強い不満を覚える。そんな時に、子供の頃の太った写真をメンバーに知られ「元『デブ』は認めない」と強く反発される。ナギサはサークルを辞めてしまうのだが、ナギサのいないサークルはもめ事ばかり。シズカは、ナギサ不在の大きさを感じるのだった。
コンテスト直前、過激なダイエットでふらふらになっているナギサ。商店街のイベントで用意された食べ物を見て暴れてしまう。食べ物を踏みつけるナギサを見て、新之助は食べ物の大切さを教えようとする。
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1回目の教訓:「うざい!死ね!」
言葉の暴力
2回目の教訓:「貸した金返せよ!」
貸し借りのルール
3回目の教訓:「命をありがとう!」
食べ物の大切さ
面白いだけのドラマのようなのだが、これがなかなかあなどれない!!
簡単にあらすじを書こうと思ったのだが、伏線が細かく、文字数が多くなるのだ。今回はギャルサーのNo.2『ナギサ』のお話。知り合いにそっくりなタイプの女性がいるので、けっこうリアルに見てしまった。太りやすいタイプの女性がモデル体型を維持するのは霞を食べるほどしか、食事をとらないのだ…。普通に食べる私はよく叱られたものです(笑)>「恥ずかしくないのぉ〜!そんな体型でぇ!」あはは〜。
新之助は日本語勘違いはすでに確信犯な感じもある。ジェロニモは見た目ネイティブ・アメリカンなのだが、云ってることはコア・オタクな日本人なので、正体不明???このようなコメディで、塾から帰って、遅いお食事中の小学生に、マナーやルールを教えなければならない日本の現状は、笑えるのか?笑えないのか不明!?
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カソリック幼稚園の子供達は食事の前にこんな歌を唄う。
♪ この食事をともに 分かち合い
食べよう〜 心と からだに
神さまの愛 ♪
人間は食物連鎖の頂点に立つ。植物も魚も果物も牛や豚・鶏も皆、人類の胃袋に収まってしまう。感謝なくして、生きることは成り立たない。人の命は多くの命によって成り立っているのだから…。
「好きで生まれてきたわけじゃない」なんて云わないデネ。
Pleace on Click!!April 29, 2006
勇気の石の巻/森の戦士ボノロン 4月号

親と子を結ぶコミュニケーションマガジン
●森の戦士 ボノロン/勇気の石の巻●
2006/4 偶数月25日発行
公式HP/http://anime.goo.ne.jp/polamelu/pc/book.html
セブン銀行発行のフリーペーパー

今回の話は、弱虫王子のカルカが主人公。

最後は勇敢な王様に成長することが出来ました。
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『北斗の拳』の原作者原哲夫さんがプロジュースされているボノロン。
原さんがお絵かきしていると勘違いしている人もいるが(いない?)、違います(笑)。
お話は北原星望さん、絵は永山コウさん です。
今回はネット絵本の朗読はよゐこ有野晋哉さん。ほのぼのした語りを披露しています。
コレクションしているあなた!
セブンイレブンに急げ!
Pleace on Click!!April 28, 2006
美人小説家の盗作/『弁護士のくず』豊川悦司/伊藤英明/片桐はいり

●弁護士のくず●木曜 22:00〜 TBS系
出演;豊川悦司/伊藤英明/高島礼子/北村総一朗/星野亜希/片桐はいり
case3#『美人小説家の盗作』
今回の社会悪;『良い作品より、売れる作品の欲しい』
●あらすじ

瀬能セリはグラビアアイドル出身の新進作家。写真集と同時に発表したデビュー作「ハレルヤ」は話題になり好調な売れ行きだった。書店での出版サイン会に怪しい女が乱入し、セリに馬乗りになり顔を殴打する。女は警備員に取り押さえられ、現行犯逮捕された。女は豪田珠美、小説家志望だった。
珠美は傷害罪で起訴され、所轄警察から武田弁護士を指名で弁護依頼が入る。早速、先輩の九頭と一緒に面会に出かけたのだが、硝子越しの被疑者はなんとも奇妙な女性。さらに驚くことに、以前に武田宛に届いていたファンレターは珠美からのもので、珠美には武田は「王子さま!」、九頭は王子さまの「王子さまの馬」らしい。武田は「きちんと謝罪すれば執行猶予になる可能性がある」と説得するが、珠美は「著作権侵害で告訴して欲しい」と言い出す。

セリに謝罪するため出版社を訪ねた九頭と武田だったが、謝る武田を横に九頭はいつもどおりの暴言。珠美が「『ハレルヤ』は自分の作品でセリが盗作した」と言っていることを話してしまう。奇矯な珠美の言動を理解できない武田は告訴には消極的。しかし、九頭は「告訴すればいい」と武田と正反対の意見だった。告訴を諦めるよう説得する武田に対し、九頭は調査を始める。九頭には珠美が何か目論んでいることを直感していたのだった。
『ハレルヤ』がベストセラーになり次回作を書かねばならないセリ。売れないアイドル時代のセリは拒食症やリストカットなどの過去があった。彼女の周辺を洗う九頭には「盗作」は確信となった。珠美に「シンデレラはあなただ」と云う九頭、シンデレラは硝子の靴を残した。硝子の靴とは何か?武田は膨大な原稿の山から証拠を探そうとしていた。さて、本当に盗作なのか?珠美の目的は?
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『弁護士のくず』は三回目、女性が被疑者という事件が続いている。小説家志望の珠美を片桐はいりさんが演じている。ドラマの中の編集者の科白「良い作品より、売れる作品の欲しい」は真実だ。【売れないグラビアアイドルが再起をかけて小説家】に転身したサクセスストーリーは、実は【巧妙に仕組まれた罠】がドラマの骨子になっている。
大昔の文学者は早稲田中退だったり、資産家の放蕩息子だったり、心中未遂したり、駆け落ちしたり、実生活が破滅的な面白さに溢れていた。ゆえに私小説が隆盛だったのだと思う。今は何人かの実力派を除けば、文学賞は話題先行。才能豊かな可愛いお嬢さんの受賞が続いている。文学賞の最終候補に残り受賞を逃した若くない純文学志望者たちはどれほどの悲嘆や怨嗟の声をかみ殺しているか、想像にかたくない。
今回のドラマは「利益優先」「見た目9割社会」への強烈な皮肉になっており、最後の優しい結末は、ドラマ制作者の良心を感じた。
『見た目9割社会』は目が曇っていたら、とんでもない間違いになる。
そこが怖い(泣)。
Pleace on Click!!April 27, 2006
ほのぼの旅エッセー/『わたしのマトカ』片桐はいり

●わたしのマトカ●
片桐はいりさん著/ 幻冬舎 2006/3 発行
●内容(「MARC」データベースより)
旅好きの俳優が、映画撮影のために1ヵ月フィンランドに滞在したことをきっかけに書き下ろした、ユーモアと愛情に満ちた旅の記憶。森と湖の美しい国で出会ったシャイで暖かい人たちとの、人情味溢れるエピソードが満載。
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『帰ってきてからはイモのことしか思い出せない。一生分のジャガイモを食べた気がする』
片桐はいりさんの初エッセー。処女作とは思えない軽妙洒脱な文章で、『かもめ食堂』の撮影で滞在したフィンランドの衣・食・住や、旅のあれこれが綴っている。はいりさんはご本人が云われるには『臆病』、慎重で用心深い性格だ。小さな声でぼそぼそ話されるのだが、よく聞いているととてもおかしみや味わいがある。そんなお人柄がそのまま文にあらわれている。
フィンランドは寒い!冬の間は外に出るのは最小限になるので、家の中は素晴らしく居心地が良いように工夫されており、雑貨もインテリアも洗練されていて可愛い。また労働時間もしっかり管理されている。撮影は現地の人のペースで進められたので、あわただしい日本の撮影現場と比べるとカルチャーショック!
フィンランド人の毎日の食事や農園でのホームスティなど、あまりなじみのない北欧の国のことが紹介され、「せめて紙の上だけでも旅を続けていたかった」と書かれているように、愛おしさに溢れた本になっている。
『かもめ食堂』でフィンランド・ファンになった人!必読!
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●著者紹介
片桐はいりさんは読書家で、バレエファンとしても知られ、素顔はとても可愛い人。最近では『かもめ食堂』に出演され、独特の存在感を発揮した。ノルウェーでの経験をエッセーにまとめ出版された。画面に出るだけで圧倒的な存在感があるのはさすが!ご本人は謙遜すぎるほど表に出たがらない人。『弁護士のくず』では良い役を得て、はいりさんらしい演技で楽しめた。

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片桐はいりさんは、生田萬さん率いる劇団“ブリキの自発団(1982年〜1993年)”の作品25本にすべて主役(銀粉蝶さんや山下千景さんなども主役だったりするのだが)を演じている。大柄の身体に小学生の扮装や、不思議な役が多かったが、いつも印象的で悲しいほどおかしかった。はいりさんは小劇場系演劇ファンには伝説的な大女優さんなのだ。
池袋カーニバルシアターや下北沢ザ・スズナリでの舞台は今も細部まで思い出すことが出来る。群馬にも来てくれて、はいりさんには握手してもらえなかったが、沖田乱さんと少しだけ話せ、元演劇部少女?はミーハー魂全開だった。この頃はたくさんの小劇団があり、懐かしく思い出す人も多いと思う。“ブリキの自発団”は現在活動していない。
生田萬の脚本集は2冊出ているので、ご興味のある方はamazonなどで検索してみてください。
Pleace on Click!!April 26, 2006
3人の瓜子姫とあまのじゃく/『オーラの泉』東野幸治

●オーラの泉● TV朝日系 水曜11:15〜
司会:国分太一 美輪明宏 江原啓之
ひさびさのお笑い系ゲスト。ここの男性ゲストは2枚目が条件?昨年の4/18出演の お笑い系は山口智充に始まり>浜口優さん>ヒロシさん>東野幸治さんとお笑いバトンが渡ってきた。東野さんはこの番組のファンで、山口智充さんや他の出演者に江原さんのことをリサーチしまくったらしい。美輪さんとはレギュラー共演経験があり、世話になっているにも関わらず、畏れている(笑)。今回は江原啓之さんに色々言い当ててもらいたいらしい。美輪さん曰く「この世のものではない」(笑)あまのじゃく=東野さんを美輪・江原のお二人はどう見たか?さて今回は『オーラの泉』は激闘爆笑編!?
Pleace on Click!!続きを読む金縛りの対処法/気合いだぁ〜!by 江原啓之
くふふ。。。また『オーラの泉』放映してます。
東野幸治さんは「ねずみ男」だと云われていたが、私も妖怪の仲間なので笑ってしまった(※本気にしないでネ)。冒頭、HPに寄せられた視聴者の質問に答えるコーナーがあるのだが、
質問;「今まで金縛りに3回あいました。正しい対処法を教えてください?」
答え:「気合いです。怖い!怖い!と思わないこと。類は友を呼ぶ波長の法則です。」
あはは、そう答えますか?
大学生の時、心理学教授のゼミで「金縛り」のフィールドワークをしていたことがある。美大は変わった生徒が多いので、早稲田から授業に来ていた担当教授が興味を持った。心理学を受講している生徒に声かけをし、授業とは別に聞き取り調査と分析をしていた。そのゼミのことは何故か番組になり、全員でNHK教育担当者のインタビュー受け、何人かは全国放送の電波に載った。番組自体はT先生やゼミの生徒の意図とはまったく違う編集をされ、油絵科の男子生徒は精神疾患のテロップが付き、放送後、すごく怒っていた(当たり前じゃ!)。
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東野幸治さんは「ねずみ男」だと云われていたが、私も妖怪の仲間なので笑ってしまった(※本気にしないでネ)。冒頭、HPに寄せられた視聴者の質問に答えるコーナーがあるのだが、
質問;「今まで金縛りに3回あいました。正しい対処法を教えてください?」
答え:「気合いです。怖い!怖い!と思わないこと。類は友を呼ぶ波長の法則です。」
あはは、そう答えますか?
大学生の時、心理学教授のゼミで「金縛り」のフィールドワークをしていたことがある。美大は変わった生徒が多いので、早稲田から授業に来ていた担当教授が興味を持った。心理学を受講している生徒に声かけをし、授業とは別に聞き取り調査と分析をしていた。そのゼミのことは何故か番組になり、全員でNHK教育担当者のインタビュー受け、何人かは全国放送の電波に載った。番組自体はT先生やゼミの生徒の意図とはまったく違う編集をされ、油絵科の男子生徒は精神疾患のテロップが付き、放送後、すごく怒っていた(当たり前じゃ!)。
Pleace on Click!!続きを読むApril 25, 2006
あまりに個人的な…/『オーラの泉』長谷川理恵さん

●オーラの泉/スペシャル● TV朝日系 月曜19:00〜
司会:国分太一 美輪明宏 江原啓之
春の特別番組の最後のゲスト長谷川理恵さんです。
今年の1月2日に将来を嘱望されていたプロ・サーファーの恋人を亡くし、失意の中で、お仕事に頑張っている長谷川理恵さん…。実に個人的内容なのですが、書ける部分でご紹介します。
■■■
『長谷川理恵さん』
1973年12月1日生/神奈川県出身/A型/身長170cm
3歳から7歳までベルギー、高校はイギリスにある英国暁星国際学園で寮生活。卒業後、実践女子大学に入学。大学1年生の秋、スカウトされ、小学館『Can Cam』11月号に、読者モデルとして初登場。モデルとして活動しながら、マラソンランナー、野菜のソムリエ(※ベジタブル&フルーツマイスターの「ジュニアマイスター」取得)、料理研究家など活動の場を広げる。趣味はサーフィン。地雷撤去のチャリティに参加したり、環境問題にも積極的に関わっている社会派としての側面も持つ。また自らモデル当時に過激なダイエットをして健康を害した経験から『食育』に興味を持ち、研鑽されている。昨年6月 日経BP社「日経ヘルス」(7月号)“ヘルシーイメージタレント”女性部門1位にランキング。エッセー著書多数。(公式HP参照)
********************
●オーラの色…赤(情熱)
●前世…中世欧州の騎士
●守護霊…尼僧
■
170cmの長身の身体を黒の詰め襟、白のパンツスタイル。髪も黒のショートストレートで少年のようなストイックさを漂わせて登場した長谷川さん。私は芸能系の情報に疎いので、長谷川さんが最愛の恋人を亡くしたことを知らなかった。彼女の服装は喪服だったのだ。

記事を書くために亡くなったプロサーファーSさんのことを調べてみた。本当にすばらしい男性で、葉山でサーフィンをしている人たちに愛され、尊敬され、サーフィン以外にも映像作家としてこれからの活躍を嘱望されていた才能溢れる男性だった。Sさんは環境問題にも強く関心を持ち、浜辺に散乱するビーチグラスでランプを作るワークなど、多くの人が参加できる環境活動もされていた。葉山沖で心臓発作を起こし、一緒だったご友人が遺体を搬送中に波に流され、数日後に発見されると云う、海を心から愛した海の男らしい最後だったようだ。厳冬の海を多くの仲間が彼を捜したと云う…享年26歳 合掌。。。。
理恵さんが恋人の死についてコメントを発表されている。
>>>>http://gourmet.goo.ne.jp/rie/column/060110.html
■
今回は長谷川理恵さんが結婚を間近に控えていた婚約者の死について、あまりに個人的…。そして最愛の恋人を亡くした彼女の心中を思うと胸が痛くなるような内容だった。
江原啓之さんは死者との別れについて「輪廻転生のサイクルの中で、今生の修行が終わったので、死んだことを悲しみ過ぎたり、執着してはいけない」と云ったが、まだ3ヶ月しかたってない彼女にはつらいアドバイスだったかもしれない。
長谷川さんはまだSさんの存在を身近に感じていて、ふと気配を感じると云う。部屋ではたくさんの彼の写真や思い出に囲まれて暮らしている。江原さんは、彼が早く「行くべき場所で次の再生の準備をするために、彼への未練を断つよう」に云われていたが、なかなか簡単に行かないと思う。番組中、笑顔でいた彼女の気丈さはあまりに深い悲しみを隠しているようで見ていて辛いものだった。号泣しても良いと思う…。江原さんは彼女とSさんが過去世のどこかで親子関係だったこと、過去世でも先に彼が逝ってしまったこと、彼の魂はまだ若いので「今回の修行は短く、次の転生に向かうこと」など話していた。長谷川さんは婚約者の意志を継いで、今まで以上に環境問題に取り組まれることと思う。彼女の本分はゴシップにまみれる芸能界ではなく、自然を愛する人、人間を愛する人のいる場所だと思う。
大きな悲しみを乗り越えて、さらなる飛躍を!
Pleace on Click!!天使の音色・悪魔の吐息/フジ子・ヘミングの絵

紙の鍵盤を持って誰かと話している少女。後ろにはチシャ・キャットのようなトラ猫が笑っている。この絵を下手だと思う人もいるかもしれない。それは義務教育の美術でそうに教えてもらったから?絵は正確さを競うものではない。心の目で見る。良い絵からは音楽が聞こえてくる。この絵からはドビッシーが聞こえてきた。フランス近代派のピアノ小品が似合う…、そんな感じしませんか?
◆◆◆
『間違えたって良いじゃない。機械じゃないのだから』
フジ子・ヘミングさんは国際的な生い立ちから、どこの国にいてもエトランゼとして過ごしていた。舞台から降りたピアニスト…、人生には何が起こるか判らない。不遇の時代を長く過ごしていた耳の不自由な老ピアノ教師が、突然クラシック界の大スターになる。今までのスターは超絶技巧の長身の青年やロングドレスが似合う美人ピアニスト。フジ子さんはまったく違う。 パーフェクトなテクニックなんて感動には関係ない!

フジ子さんはピアノの音色、演奏の輝きだけで、すべて聴衆を魅了した。病院でたまたま耳にしただけのクラシックを聴かない人まで涙を流し、また彼女の演奏を聴きたいと切望する。『オーラの泉』で紹介されたが、鳥でさえ、曲に合わせてステップを踏んだと云う。音楽は天からの贈り物。あるいは悪魔の吐息…。そのすべての音色が彼女のピアノにはある。
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ピアノとともに彼女のもう1つの才能は絵画。ここに紹介するのは彼女の描かれた水彩画をリトグラフにしたもので、ギャラリーで販売(¥15万〜¥20万くらい)されている。ご自身のCDジャケットやポスター用に描かれたものや、楽しみで描かれたもの、どれもエスプリの効いた作品に仕上がっている。
エッセーで好きな画家は「モジリアニ、ゴッホ、ユトリロ」と書かれているが、夢見る芸術家ジャガールやマチスを彷彿させる豊かな精神性を感じる絵だ。最初の絵のように綺麗で可愛いものもあるが、黄色の服を着た女の子と犬と猫と烏の絵は、嵐の前の静謐をたたえている。また青い服の男の後ろにいる犬は何を思って鳴いているのだろう?犬も猫も西洋では不吉を象徴する。デモーニッシュな趣、ヨーロッパ的な気怠い不安、暗喩に満ちたディテール、フジ子・ヘミングは絵でも天才性を発揮している。日本人には描けないヨーロッパの香り、無垢で温かく、ナイーブな描線、この絵を描いたのが、老齢の女性だとは誰も思わないだろう。
また大型書店やデパートなどで作品展が開催されると思います。
その時はお見逃しなく!
Pleace on Click!!April 24, 2006
天才の前に番組はすっ飛ぶ?/『オーラの泉』フジ子・ヘミング

●オーラの泉/スペシャル● TV朝日系 月曜19:00〜
司会:国分太一 美輪明宏 江原啓之
『オーラの泉』はご存じ?霊の世界のことを切り口にした癒し系のファンタジー。
今回は春の特別番組、船越英一郎さん/フジ子・ヘミングさん/長谷川理恵さんの3人がゲストだった。19時台のTVはゆっくり見ることができないのだが、フジ子さんが大好きなので、なんとか彼女の出番途中にチャンネルを合わせることが出来た。録画用意する余裕もなかったので、本屋の紙袋の裏にメモ。
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『フジ子・ヘミングさん』。遅咲き過ぎる天才ピアニスト。テレビ東京系、ビートたけしさん司会の『誰でもピカソ』で彼女の演奏や波瀾万丈&苦節に満ちた生涯は何度も紹介されている。ピアニストをされていたお母様大月投網子さんとの厳しい師弟関係はドラマ化(cx系菅野美穂主演;フジ子・ヘミングの軌跡)された。「天才」は「若さ」とセットで語られ、挫折や夭折がつきもの。大いなる才能は大きな代償を支払うことがおうおうにしてある。フジ子・ヘミングさんもその例外にもれない。彼女の数奇な運命とは…
●フジ子・ヘミング●
イングリット・フジ子・ヘミング(Ingrid Fujiko Hemming)。母は日本人ピアニスト、大月投網子さん、父はロシア系スウェーデン人建築家、ジョスタ・ジョルジ・ヘミングさん。ベルリンで生まれ。5才の時、両親と帰国し、以後東京育ち(父は戦局悪化前に母国に帰る)。6才から母の手ほどきでピアノを始め、小3の時でラジオに出演、天才少女と騒がれる。青山学院高等部在学中の17才でコンサート・デビュー。18才の時に手続き不備(母国への未入国)のためスウェーデン国籍を失い、戸籍上無国籍の難民になってしまう。

東京音楽学校(現・東京芸術大学)在学中には毎日コンクール入賞、文化放送音楽賞など多数受賞。同学校卒業から本格的な演奏活動に入るが、一層の研鑽のためドイツへの留学を目指すが、国籍の問題で難航し、昭和36年、ドイツ留学を果たす。 ベルリン国立音楽学校を卒業。ヨーロッパに在住しパウル・バドゥーラ・スコダに師事。“リストとショパンを弾くために生まれてきたピアニスト”と各国で絶賛される。
苦労はあったが、『パリのアメリカ人』で知られる巨匠バーンスタインの推薦も受け、順風満帆の演奏家人生を歩きだしたフジコさんに大きな不幸が訪れる。一流への証となる大切なコンサートの前に風邪のために両耳が全く聞こえなくなる。40歳間近…、その日を境に彼女の演奏家としての人生は長いブランクを迎える。耳の治療をしながら、ストックホルムで音楽教師の資格を取得、ヨーロッパでピアノ教師をして過ごすことになる。耳は2年間ほど全く聞こえなかったが、今は左耳のみ聞こえる(40%)ようになった。
1995年、母親の死去を機に帰国。「もう人前で弾くことはない」と諦めていたが、勧められて病院で開いたボランティア・コンサートが大評判になり、1998年4月、母校の芸大の旧ホール(上野奏楽堂)にて再起コンサートを開く。
1999年2月11日にNHKのドキュメント番組、ETV特集「フジ子〜あるピアニストの軌跡〜」が放映され、「演奏をもう一度聴きたい」と1,000通を超える視聴者の要望が殺到。以降、異例とも言える計5回オン・エアされる。1999年8月25日にはデビューCD「奇蹟のカンパネラ」を発売。クラシックCDの売り上げ記録を更新し続けているどの公演もチケットは発売と同時に完売。魂の音色、奇跡のピアニストとして『フジコ・ヘミング』の人気は高まるばかりだ。(公式HP参考にしました)
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●オーラの色…金(英知)/紫(慈愛)
●前世…イタリアの女性
●守護霊…お琴を弾く高貴な女性/能楽師
●補助霊…お母様
■フジコさんの前世
ジョバンナと云う名前の女性。信仰深く修道会に入るが恋に落ち、還俗する。男性に庇護されず、苦労の中で生涯を送る。
■
『私は家を建てたり、贅沢をしたいなんて思わないの。今のままで充分。そんなお金があったら、困ってる人のために使うわ』
※米国同時多発テロ後の被災者救済のために1年間CDの印税を全額寄付。アフガニスタン難民のためにコンサートの出演料を寄付。ほかさまざまな支援活動に携わっておられる。

フジ子・ヘミングさんの壮絶な試練の20数年と、老境を迎えてからの奇跡のような復活を知るファンには、正直霊の世界のことなど、どうでも良かったのではないだろうか…。フジ子さんの圧倒的な存在感の前に、この番組のお二人も貫禄負けしていた。フジ子さんが他人ごとのように江原さんの話を聞いていたが、実はフジ子さんは自身の特集音楽ムックで江原・美輪コンビとはすでに対談ずみなのだ。お忙しいフジ子さんには退屈な時間だったのかもしれない。
彼女の動物好きは有名で、描かれる絵にも必ず登場する。自宅で20数頭の猫を庇護し、動物愛護運動にも参加されておられる。沢山の猫ちゃんに囲まれて、ビクトリアンでラブリーなお部屋でピアノを演奏するフジ子さんは、ルノワールの名画に書かれているフランスの少女のようだ。私が知ってる彼女にはイタリアの破門尼僧の暗さなど微塵もない。心には音楽しかない!だってフジ子・ヘミングは天才なのだから!!
若々しい天才の魂に脱帽です。
Pleace on Click!!April 23, 2006
エトランゼの夏の過ごし方/『我が心のパリ』フジ子・ヘミング著

●我が心のパリ●
フジ子・ヘミング著
何歳になっても、夢に向かえばいい。
遅すぎることはないと思っているわ。
やるぞと決めたときからが、
スタートなのよ。
欲ばらず、今よりも
ちょっと良くなればいいじゃない。
「我が心のパリ」より
**************
●内容(「MARC」データベースより)
みんな、幸せを求め生きている。私もそう。もう一本タバコを吸ったら、今日も、このパリの空の下で自分の旅を続けるわ。魂のピアニストが語る「私の部屋」とパリの思い出。01年刊「フジ子・ヘミング運命の力」に続く第2弾。
●目次
1 モンマルトル
ようこそ私の部屋へ/絵を描く/ピアノ ほか
2 カフェには人生がある
3 セーヌ(サン・ルイ島の部屋
サン・ルイ島の大事なもの
サン・ルイ島散策 ほか)
4 大好きなパリ(大道芸人
アール・ヌーボー/犬と猫 ほか
5 旅、そして終着駅―パリ北駅
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「エトランゼ」にはパリが似合う。
本書は短い文とフジ子さんのパリにまつわる思い出話や夏のパリの日常やパリでの感慨などが綴られている。モンマルトルの古いアパルトマン、練習用の部屋、行きつけのカフェ、散歩中の景色、サン・ルイ島等など、ちょっとしたパリ暮らしの気分が、豊富な写真とともに楽しめる。短い文章なのだが、どの言葉も味わい深く、心にしみるもの。苦難の人生を歩まれたフジ子さんがしばし羽根を休めるバカンスの夏は、エトランゼの彼女にはとても良く似合うのだった。
※【エトランゼ】;見知らぬ人/外国からの旅行者/異邦人のこと。
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