January 02, 2006

TBS『南総里見八犬伝』1回目を見て/八犬伝其の43

『南総里見八犬伝』TBS 9:05〜 1/2 放映

今回の『南総里見八犬伝』はNHK版より、ず〜〜〜っと『新八犬伝』だった。

衣装は世界的な衣装デザイナー『ワダエミ』さん。彼女の才能はハリウッドでも大きく評価されており、黒澤明監督の晩年の大作『影武者』の衣装デザインも手がけられている。今回の合戦シーンの黒一色の旗や黒の甲冑などは『影武者』を思い出すものがあった。
打ち掛け玉梓
ワダさんは里見側の衣装は青系統。敵側は赤と黒系統に統一している。玉梓の怨霊が最初に着ていた打ち掛けは蛇の鱗を文様化した意匠で、鬼女の衣装としては伝統的な柄。歌舞伎の安珍清姫でも鬼女になった清姫はこの柄の帯を身に付けている。刑場に引き出された玉梓も衣装も黒一色で、血だまりが大蜘蛛に変わり、玉梓はどうも人ではなく妖怪らしい。怨霊と云うよりは異形として登場している。仮面ライダーのショッカーの様な手下蜘蛛を使い毛野を襲うシーンがあったが、ここは笑ってしまいました。『ハリー・ポッター』で森に棲む巨大蜘蛛が出たのを思い出す。娯楽作としての演出だろうが、あのショッカーは無理がある…と思うのは私だけ?。白昼に妖怪が出るのは民族学的にも変?です。
船虫
衣装は着た俳優さんを如何に魅力的に見せるか?役柄を表すか?にかかっていると思うのだが、今回は成功した部分と無国籍風に偏り過ぎた部分が混在していると思う。浜路の登場シーンでも着物の着付けは裾広がりでドレス風になっており、違和感があった。室町風なら帯はもう少し下に締め、裾は片側はしょった方が可愛いと思う。何にせよ室町時代の関東の田舎の庄屋さんの娘なので、時代考証どおりなら質素なものになってしまうので、アレンジは仕方ないと思うのだが、もう少し華やいだ雰囲気があっても良かったのでは?

一番可愛いと思ったのはともさかりえさん演じる船虫の衣装。彼女の肩幅の狭いスレンダーな肢体に辻が花風の衣装はとても良く似合っていた。またセットの雰囲気もたった2回の放映のものにしたら良く出来ていたように感じる。今回は途中で眠くなってしまったのだが、明日はどんな結末になるか?眠くならないように見ます(笑)。


moondrop_aco at 23:50│Comments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!TV・ラジオ番組系 |  犬系(八犬伝他)

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