August 28, 2006

讃岐礼讃!ソウル・フードの奇跡/『udon/うどん』ユースケ・サンタマリア他4

udon集合L

●udon/うどん●
●監督;本広克行
●製作;亀山千広
●出演;ユースケ・サンタマリア/小西真奈美/トータス松本/升 毅/片桐 仁
    /小日向文世/木場勝己/鈴木京香
●2006年8/25公開

高崎109シネマズで鑑賞(8/27)。公開3日目だが、朝一番早い上映だったせいか、お客さんは20人足らず。一番大きな5番スクリーンなのに、少し寂しい。1人だったらDVD待ちな雰囲気の『udon』だったが、ずしんと頭痛を起こしたほどの大盛り映画!これを面白いと思うか否かは、本当に個人的な趣味の世界になりそうだ。しかし、うどん好き&オタクスピリット!を持っていたら、絶対に映画館で見ることをお薦めしたい。さて、どんな映画…。

●あらすじ

NYの小さなステージ。冴えない日本人がまったく受けない漫談をしている。彼=松井香助は、“BIG!”になるために、NYでスタンドアップ・コメディの修行中だった。お客からはブーイング!の嵐。やけになって、大暴れすると、それが意外と受けたりする(お笑いセンスが寒い)。そんな香助のステージに、翌日、オーナーは解雇を言い渡す。他の職場も皆、追い出され、仕事のない香助は、志半ばに、田舎=讃岐に帰ることとなる。

udon集合s ←クリックすると拡大します。

香助の実家は、製麺所。頑固一徹の職人肌の父と、優しい姉が毎日精魂込めてうどんを作っていた。松井製麺所の味にこだわり、一切機械化しない父。そんな父に反発して、家を飛び出た香助だったが、帰る場所は実家しかない。帰ったはいいが、部屋は物置きになっており、家の仕事も手伝えない。手持ち無沙汰な香助は、母の墓参りに行くことする。墓参りの道中、人里離れた山道で、車がガス欠。ヒッチハイクするつもりで、止めた乗用車にタウン誌の取材で通りかかった宮川恭子いた。ひょんなことから、乗用車は崖に転落。九死に一生の二人が辿りついた民家は田舎の製麺所だった。そこで食べた素うどんの美味しさ!二人がうどんの魅力にとりつかれた運命の日だった。

職のない香助は、親友=庄介の紹介でタウン誌の採用面接を受ける。そこは恭子の働く編集室だった。際立った特徴のないタウン誌『TJ Sanuki』、書店では置き場もなく、編集室は少人数の零細タウン誌。売り上げが上がらなければ、歩合の給料はないも同然。部数を伸ばしたい香助のアイディアで、紙面は一新し、讃岐うどんの隠れた名店を探訪する“麺通団”が作られる。うどんの魅力発掘に編集室は団結し、どんどん『TJ Sanuki』は部数を伸ばしていくのだった。讃岐うどんブームはこうして始まるのだが…。
>>>つづきは映画館でどうぞ!

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◆◆◆

うどんでどんどん元気にな〜れ!By ユースケ・サンタマリア

ユースケ・サンタマリアは本当に不思議な俳優さんだ。まず目つきが最悪悪い(笑)。疲労困ぱいしているようでもあり、二日酔いのようでもあり、挙動不信のようでもある。目つきの悪いスネオくん(爆)。が、しかぁ〜し!彼は声が良い!!このアンバランスさ!が、彼に不思議な魅力を与えている。

最初にユースケさんを知ったのは、深夜のFM番組だった。いつも適当なハイテンション!で、賑やかにしゃべりまくっていた。そんな彼が、いつしか優れた脇役として、お茶の間に現れてた。そして、その独特の個性で、すっかり主役を喰う存在になった。『udon』の主役香助は、ユースケ・サンタマリアでなければ出来ない役かもしれない。ユースケさんの適当さと、いい加減さ(良い加減さ)が、虚実織りまぜた本作に、絶妙なさじ加減を持たらせている。脇を演技派の小日向文世さん、木場勝己さん、鈴木京香さんなどで固め、親友役庄介に、同じミュージシャン仲間のトータス松本さんを配したことも、成功している。トータス松本さんさんの根明キャラとユースケさんの根暗目つきが最高に良いコンビ(笑)だった。

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◆◆◆

『udon』には元ネタがある。実際に香川県で発行されていた『TJ Kagawa』と、そこに連載されていた“ゲリラうどん通ごっこ”がこの映画のモデルだ。

今から13年前の1993年に“ゲリラうどん通ごっこ”は『恐るべきさぬきうどん』として単行本化され、『TJ Kagawa』の作ったローカルなうどんブームは、全国区となり、さぬきのうどんを食べに、県内外から人が押し寄せるようになる。そこまでに経緯は多少の誇張はあるにしても、映画で描かれたとおりらしい。一過性の大ブームは、様々は功罪を産む。これも映画の中で語られるとおり…。

終わらない祭りはないんだ。(庄介)

これは映画の中の台詞。どんな感激もクライマックスのあとは、以前より寂しい毎日が戻ってくる。「過去の栄光」ってなんだか寂しい…。しかし、この映画は違う。「本物は、寂しい毎日にはならない」ことを教えてくれた。なぜなら『うどん』は昔からあり、今もあり、何も変わらない“ソウル・フード”だからだ。

◆◆◆
udon/2 ←クリックすると拡大します。

映画は2つの軸といくつかのパートに別れている。香助と父=松井製麺所、香助とタウン誌、それに、香助が創作した『キャプテンUDON』部分と実在のうどん店のドキュメントが加わる。結果、130分を超えた作品となっているのだが、私は長いとは感じなかった。しかし、重層的な作りとドキュメント部分の画面割り、劇中の『キャプテンUDON』部分、さまざまな俳優さんのカメオ出演とetc.と、あまりに盛り沢山で、若干見終わった後、頭痛&疲労感が残った(笑)。※寝不足や、夏疲れが原因かも。

※ドキュメント部分の画面割り部分は、映画館の大画面で見る前提なのか、DVDになった時に、小さくなり過ぎてしまうかもしれない。

◆◆◆

先週の金曜日、FMぐんま/赤坂泰彦『ディア・フレンド』に監督の本広克行さんがゲスト出演されていた。監督の人柄の紹介の中で、活動的なオタクと言ったものがあったが、映画の基本ティストは『オタク道』だと思う。ものにこだわり、好きなものを極める!『udon』を観ると頭の中は情報で一杯になり、お腹はうどんを求めてグ〜グ〜と鳴るかもしれない。※最後まで仕掛けがあります。

予定調和だが、こんな奇跡はあっても良い。

※下の画像は舞台となった松井製麺所のセット。現在、見学可能になっている。売店で麺も買えるそうなので、関西方面、四国近郊の方は、徒歩でどうぞ(笑)※道路がすごく狭いです。映画のパンフレットも読みごたえ十分なので、お薦めです。実際の讃岐うどんの名店の紹介も掲載されています。

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19. UDON  [ 映画館で見たい映画 ]   September 04, 2006 12:26
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20. 「UDON(うどん)」レビュー  [ 映画レビュー トラックバックセンター ]   September 04, 2006 21:38
「UDON(うどん)」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本、鈴木京香、升毅、片桐仁、要潤、小日向文世、木場勝己、他 *制作:亀山千広 *監督:本広克行 感想・評価・批評 等、レビューを含む記事....
21. UDON  [ UkiUkiれいんぼーデイ ]   September 05, 2006 13:03
「田舎の“クチコミ”バカにしたらアカンでぇ〜。インターネットより早い!」 by庄介 うっど〜〜〜ん!良かったよ(´゚ー゚`)b こういう能天気でハイテンションな役って、ユースケ・サンタマリアにピッタリでしょ〜! でもユースケの箸の持ち方なってない(ー...
22. UDON  [ 映画/DVD/感想レビュー 色即是空日記+α ]   September 05, 2006 16:11
おいしそー!うどん食べたい。 面白ー!でも豪華キャストすぎて騒がしかった。 率直な感想(笑
23. UDON(評価:◎)  [ シネマをぶった斬りっ!! ]   September 05, 2006 20:53
【監督】本広克行 【出演】ユースケ・サンタマリア/小西真奈美/トータス松本/鈴木京香/升毅/片桐仁/要潤/小日向文世/木場勝己/他 【公開日】2006/8.26 【製作】日本 【ストーリー】 BIG!になるため故郷の讃岐か
24. ★「UDON」  [ ひらりん的映画ブログ ]   September 06, 2006 01:55
ウドンよりソバが好きなひらりん。 うーーーん、ユースケだし・・・ フジテレビくさいし・・・ っと、迷ったけど、今月あんまり映画見てないし・・・ チネチッタのポイント貯まっててタダだし・・・ ちょっと笑えそうなので、見てみることに・・・
25. udon  [ It's a Wonderful Life ]   September 06, 2006 20:23
うどんは特に意識した事ないけど、お昼に月2くらいで食べてるかな? 大阪のうどんは普通にオイシイですし、行列なんてしなくてもいつでも 食べられるし。讃岐うどんスタイルのお店も結構多いです。 香川で讃岐うどん食べた事って一度しか無いかなぁ。 ウワサに聞...
26. 【劇場鑑賞90】UDON  [ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! ]   September 07, 2006 00:41
3 一杯100円の奇跡が始まる
27. UDON うどん  [ シネクリシェ ]   September 07, 2006 05:45
 日本では味に地域差などなくなったように思われていますが、食によっては大きく異なるものがあります。その最たるものがそば・うどんでしょう。  
28. 小西真奈美さんの似顔絵。映画「UDON」  [ 「ボブ吉」デビューへの道。 ]   September 09, 2006 04:04
◎キャスト ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、トータス松本(ウルフルズ)、升毅、 片桐仁(ラーメンズ)、要潤、小日向文世、木場勝己、鈴木京香ほか。 上映時間:2時間14分 えっ上映時間2時間14分? 体感時間としては3時間近かった(笑) 本広監督、踊るシリーズフ...
29. UDON(8月26日公開)  [ オレメデア ]   September 10, 2006 19:56
「日本沈没」の上映前の予告CMで見て以来,ずっと気になっていた映画「UDON(うどん)」を見てきた BIGなお笑い芸人になるため,ニューヨークで生活する松井香助(ユースケ・サンタマリア)だったが,思うように笑いが取れず,劇場を解雇されてしまう 失意のまま地....
30. UDON  [ シネマ de ぽん! ]   September 11, 2006 10:51
UDON公開中ストーリー ☆☆☆☆映画の作り方☆☆☆☆総合評価  ☆☆☆☆ おも
31. UDON 見てきました。  [ よしなしごと ]   September 14, 2006 01:41
 うーん。どうなんだろう。だって、うどんですよ。ちょっと地味じゃないですか。でも交渉人 真下正義の本広克行監督と亀山千広そしてユースケ・サンタマリアのチームですからね。おもしろそうです。と言うわけで、UDONを見てきました。
32. 『UDON』  [ ねこのひたい〜絵日記室 ]   September 15, 2006 15:29
「選択で作られ、選択で滅ぶかもしれない」のがX−メン。 「マニュアルで作られ、マニュアルで滅ぶかもしれない」のがうどん。 ある意味、どちらもメン類です。
33. 映画寸評:UDON  [ 太郎日記’79J ]   September 25, 2006 00:37
最近土日が忙しく、なかなか映画観賞に行けませんでした。 特に最近はいろいろと面白そうな映画が目白押しで、 このままいくと取り残されるのでは!?という不安もあったので、 若干進化して平日のレイトショーを観に行く技を身につけ、 邦画「UDON」を観てきました。
34. UDON <ちょっぴりネタバレ>  [ HAPPYMANIA ]   October 04, 2006 04:50
観終わった後、めっちゃ うどんが食べたくなるぅぅそんな映画です。香川の人たちにとってうどんがソウルフードならば 大阪のソウルフードは たこ焼きにお好み焼きでしょうか給食に 普通にうどんが出てくるねんなぁ 大阪でたこ焼きやお好み焼きが出てくるなんてことは...
35. 「UDON」  [ Tokyo Sea Side ]   October 19, 2006 23:07
そんなに興味なかったけど、CMとかでよく見かけるから何だかんだで観てきました。…が。前半は勢いがあって良いんだけど、うどんブームがちょっとオーバーな気が …。そしてその勢いは後半には続かず、ちょっと長く感じました。また前半と後半のストーリーがプッツリと切...
36. UDON−(映画:2007年61本目)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   May 26, 2007 21:32
監督:本広克行 出演:ユースケ・サンタマリア、小西真奈美、木場勝己、鈴木京香、小日向文代、永野宗典、要潤、トータス松本 評価:75点 公式サイト (ネタバレあります) やっぱ「ソバ」より「うどん」だよな。 それも透き通るような汁の関西風うどんじゃな....

この記事へのコメント

1. Posted by とっとこ   August 31, 2006 12:09
5 今朝、「特ダネ」で小倉さんが冒頭の話題にしていまして、みんな絶賛していましたね〜。讃岐うどん食べたいです。。。やっぱり地元まで足をはこんで食べるのが最高なんだろうなぁ◎^−^◎村上春樹さんも讃岐うどんをめぐる旅をエッセイにされていましたよね。私も旅に出たい。。。とりあえず、「UDON」観てみようかなっ!
2. Posted by とっとこ   August 31, 2006 12:17
5 たびたび失礼しますっ!!ところでこの「UDON」ですが。。7歳のこどもも楽しめる感じですかね。。むりやりつれてったら、きついかな〜どうでしょう?^−^?「ゲド戦記」と「UDON」、どっちが7歳の女の子には楽しめますか?おかしな質問かな〜〜〜(失礼しましたっっ)
3. Posted by A・C・O   August 31, 2006 13:12
>とっとこさま!
小倉さんも少しだけ出演してます^^。※ドアップでちょい可笑しい。『ゲド戦記』は面白いのですが、少し難解な部分もあり、男の子向きな雰囲気です。『udon』は名作とは違いますが、劇場で観た方がイベント感があります。小学生の男の子のグループが大きな声で笑っていたので、お子さんも楽しめる映画だと思います。※場内何度も爆笑でした^^。『udon}を観たら、とっとこさんは来年の夏は御家族でうどん店めぐりをしているかも^^。お子さん向けには『cars』がお薦め!『スーパーマン』も面白いし…。※悩みます@@。※お子さんはお父さんと一緒に映画に行くだけでも楽しいものです^^。
4. Posted by とっとこ   September 02, 2006 13:56
5 ACOさんありがとうございます!参考になりました。映画は人生を学ぶ素晴らしい教材、と江原さんが言っており、「ふむふむ!そうか!」と今、映画で情操教育を!と意気込んでしまってます^^
「Udon」「cars」とりあえず、この2つ夏が終わってしまう前にパパさんも一緒に観てきたいと思います◎^−^◎花田少年史ってどうですかね。。。ってまた質問してしまいました(ぺこりっ)
ACOさんのようにたくさんの作品を鑑賞されてると奥深い人生になりますよね。私の秋の目標。。素晴らしい作品をたくさん見る!にしよう☆^−^☆
5. Posted by A・C・O   September 03, 2006 03:55
>とっとこさま!
映画館はお部屋でDVDよりわくわく感があります^^。お嬢さんと一緒に楽しんでください。花田少年史は、まだ未見ですが、原作とアニメはとっても良かったです。アニメは深夜枠の放送でしたが、絵の綺麗で内容も良く、お薦め!!秋はまた良い公開作品が予定されているので、お互い良い映画に出会えればと思います^^。
6. Posted by sakurai   September 04, 2006 08:31
もう少しコンパクトにまとめた方がインパクトあったかな感が否めませんでした。
監督の欲がちょっと全面に出てしまったような。
しかし、祭りで踊らされようが、どうしようが黙々と唯自分の仕事する。その世界観はジーンと来ました。

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