November 20, 2008

Dの世界の神髄!“ever after”を考える/『魔法にかけられて』5

魔法にかけられて/1





















●魔法にかけられて●
●原題;Enchanted
●監督;ケヴィン・リマ
●脚本;ビル・ケリー
●出演;エイミー・アダムス/パトリック・デンプシー/ジェームズ・マースデン/
    スーザン・サランドン/ティモシー・スポール 他
●DATA;アメリカ 2007年11/21公開 107分

 レンタルDVDで視聴。最初見た時は、退屈に感じ途中で止めてしまった。結末が気になり、再び視聴。すっかりエイミー・アダムスさんの魅力の虜に!!。

●あらすじ

魔法にかけられて/2 お伽話の国“アンダレーシア”に住む美しい乙女ジゼル。大きな木に作られた可愛い家に中、美しい歌声が響く。うっとりと歌声に聞き入る森の動物たち。前夜、ジゼルは、夢を見た。“真実のキス”をする未来の夫!の姿。ジゼルは忘れないように、夢の中の若者の人形を作っていたのだ。ジゼルが大好きなりすのピップは一生懸命にお手伝いとする。森の動物達は皆、ジゼルが大好きだった。少し離れた森の中、エドワード王子がオーガ退治をして、暇つぶしをしていた。エドワードはジゼルの歌声を聞き、オーガとともにジゼルも森に向かう。森で出会った二人は一瞬で恋に落ち、その日のうちに結婚式をあげることに…。

 それを知ったエドワードの継母は、ジゼルに王妃の座を奪われるのを畏れ、彼女をニューヨークに追放してしまう。それを見たピップはジゼルを追う。そして王子も…。美しいお伽の国から、“永遠の幸せなど存在しない世界”しないニューヨークへ…。さて、ジゼルの運命は?。>>>つづきはDVDでどうぞ!

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 原題の“Enchanted”は形容詞。日本語題“魔法にかけられて”はその直訳になる。ここで注意しなければならないのは、この魔法は白い魔法。黒い魔法の時は“enchanted”は使わないと思う(おそらく???=黒い魔法の時は“cursed ”かな???)。だから、この映画のテーマは“enchanted”のもう1つの意味=「うっとり、楽しい」だと云うことになる。

 本作『魔法にかけられて』のアニメーション部分は、昔風のセル・アニメ手法で作られている。やや淡い色彩設計、ジゼルの細いウェストや、動物たちの可愛い目の描写、ディズニーの過去の名作アニメを彷佛させる。エドワード王子の馬の造型は、動きもデザインも素晴らしく、題名どおり、“enchanted=うっとり、楽しい”してしまった。

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 素晴らしいアニメの世界から、実写のニューヨークの舞台が移る。そこに映っているのは、少々年を喰ったジゼルの姿!?。実際、主演のエイミー・アダムスさんは1974年生まれ。撮影時、30歳を過ぎている。このキャスティングは日本では考えられない!?。お伽話のお姫さまの年齢設定は16〜18歳?、エイミーさんをジゼルに選んだのは、子供達の「心の中のお姫さまを優先したからだ」と思ったりする。ティーン・エィジャーのお姫さまは、ディズニー・ランドのお姫さまには似合わない。優しくて、安心して甘えられるエイミーさんのイメージはディズニーのお姫さまにはぴったり!だった。

 ニューヨークに落ちたジゼルを追って、エドワード王子も穴に入る。実写のエドワード王子は完全に三枚目(笑)。お笑い部門担当になっており、まったくカッコ良くも、素敵でもない。ドタドタと走り回り、剣を振り回すサイコ野郎?、従者のナサニエルが居なかったら、即刻逮捕されている(汗)。ここで子供たちは“お伽話の王子”の滑稽さを感じ、いつかお伽話と決別しなければならない現実を学習するのだ。

魔法にかけられて/6
 あわて者の王子がお伽の国のヒーローなら、付き添いの母親はジゼルに感情移入せざるを得ない。ジゼルを助けるシングル・ファザーの弁護士ロバートに、それぞれ理想の夫像を重ねることになる。ここらへんの展開は、あざとく、実に上手い!!。現実主義のロバートは、ジゼルの超能力的(?)特技の数々を見せられても、動じることなく紳士的に振る舞う。

 このジゼルの特技が素晴らしい!?。動物や虫に家事をさせ、街中の人をミュージカルスターにしてしまう。ネズミやゴキブリが大量に発生する様は、パニックムービー(?)、子供達の唖然とする顔が目に浮かぶ。さて、付き添いの母親はどんな反応をするか?。一種の制作者サイドの仕組んだ“リトマス試験紙”で、興味深かった(アニメ“レミーの美味しいレストラン”のネズミの大軍も凄かったが=笑)

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 今回、特筆すべきは歌と踊りの素晴らしさ!

 私はジゼルがセントラルパークをパレードする♪That's How You Know♪が大好きだ。恋する気持ちの初々しさが、うっとりと楽しく歌われ、町中の人を幸せにしていく。この映画のテーマは“永遠の愛”であり、そこは健全な家庭があり、母でありながら、永遠の恋人でもある理想の妻像が描かれていた。

 Dの世界の理念、極めて保守的だ。本作は、Dの戦略どおり、ディズニーの理想を巧妙に描いた大傑作!!。私も幼少時代、Dの世界に洗脳された1人で、なおかつ落ちこぼれだったりする(大汗)。(no.1116)

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魔法にかけられて/5

moondrop_aco at 23:58 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!洋画系  |  映画(ま・や行)

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