December 11, 2008
どこから心が発生するのか?/『アイ,ロボット/I, Robot』

●アイ,ロボット/I, Robot●
●原案;アイザック・アシモフ
(『われはロボット』『鋼鉄都市』から)
●監督;アレックス・プロヤス
●脚本;アキヴァ・ゴールズマン/ジェフ・ヴィンター
●出演;ウィル・スミス/ブリジット・モイナハン/ブルース・グリーンウッド/
シャイ・マクブライド/アラン・テュディック/ジェームズ・クロムウェル
●DATA; アメリカ 米公開 2004年7月16日 日本公開同年9月18日
1時間45分 20世紀フォックス
2008年12月、世界は大恐慌の入り口にいる。この大恐慌は仕組まれた罠だとしたら…。世界終末2013年に向かう壮大な陰謀を私たちは目撃しようとしている。それは好むと好まざるに関わらず…。
と、ただ単に書きたかっただけです(汗)
地球規模のエネルギー問題、食料問題を解決するのに、ロボットの早期実用化は有効性があるか?。はげしく疑問なのだが、バラ色の未来のパーツの1つにロボットが含まれるのは、疑問の余地はない。本作は人間型ロボットが実用化される近未来を描いている。2008年に、こんなボロボロは世界経済を考えると、SF作品のような未来はくるのか?。まず、簡単なあらすじから…。
●あらすじ
西暦2035年。
人間型のロボットが、使用人のように人間に仕える社会が実現していた。
シカゴ警察のスプーナー刑事は、ある事件をきっかけに、ロボットに不信感を持つようになっていた。今朝は40年前のビンテージ物コンバースを履き、出勤しようとしていた。目の前をバッグを持ち全速力で走っていくロボットに遭遇。彼は反射的にひったくり犯と思い、ロボットを追い掛け確保する。だが、ロボットは女主人に忘れた薬を届けるために急いでいただけだった。大声で怒鳴る婦人、警察では上役に叱責されるスポーナー刑事…。だが、彼のロボットに対する嫌悪感は消えることがなかった。
その時、スプーナー刑事の知人であるラニング博士が自殺し、彼の遺言でスプーナー刑事が自殺現場に呼ばれる。立体映像の遺言書は、謎めいたもので、博士の自殺は納得のいかないものだった。ラニング博士は、ロボット工学の第一人者だった。また、USロボティクス社の次世代の陽子頭脳を搭載した家庭用ロボットNS-5(ネスター・ファイブ)型を大量に出荷する予定だった。
ロボット心理学者のカルヴィン博士の案内で、ラニング博士のラボを捜査中、スプーナーは部屋で隠れていたロボットを発見する。事情を聴取しようとするスプーナーの目の前で、ロボットは逃亡する。“ロボット三原則”に支配され、人間の命令に絶対服従するはずのロボットだった。逃亡したNS-5は博士を殺害したのだろうか?。それはありえないことだった。そして…。>>>つづきはDVDでどうぞ!。
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この映画にある2035年まで30年足らず。果たして、数十年で、人間は重労働や家事労働から解放されるだろうか?。その時、仕事を奪われた労働者や家事従事者は何をしているのだろうか?。彼等はどこで何をするのか?。SFの古典であるアシモフの『われはロボット』は、近未来において起る可能性のある深刻な問題を呈示している。

「ロボットに心が宿ったら?」
粘菌は意識があるように迷路を脱出する。かびの仲間なのに、動きは動物のようだ。手塚治虫氏の『火の鳥』の描写の中で、こんなシーンがあった。人と単細胞生物、単細胞生物と植物、植物と物質、そして元素と考えていく時、どこから意識が発生するのか?。所詮、元素の集合体でしかないものに、意志が宿る神秘…。本作も『火の鳥』同様、心のことを考えさせられる。青い目をしたロボット“サニー”の語り口は深く哲学的でさえあった。
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今月のセレクト『ロボット』問題は、これからの人類の未来に関わる重大な問題や課題を孕んでいる。
日本人は文化風土的に、お気軽にロボットを愛している。だが、伝統的に労働者組織=ギルドが尊重される欧米では、いささか違うようだ。工業の機械化=工業ロボットの実用化は、深い嫌悪感や警戒感がつきまとう。特にアメリカにおいては、自動車産業などの基幹産業の多くは短期契約による労働者によって支えられている。
文句も云わず、給料を払う必要のないロボットが労働者の代用になれば?。それは、経営者にすれば理想的な労働力かもしれないが、そのロボットによって生産された製品を購入する消費者が貧困層ばかりでは、消費経済自体、破綻してしまう。これは、小学低学年の算数並みに簡単な理屈だったりする。
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本作は、『ロボット三原則』違反のロボットのエピソードが複数進行する。だが、過去の事件、スプーナー刑事のロボット嫌悪が真の問題提起となっていた。電子脳の限界、「どちらか一方を選択する」と云うデジタル的な判断では、人の心のような曖昧なものは模倣出来ない。」と云うことだ。これは、電子脳の限界、“フレーム問題”として、エンジニアの間の課題とされている。本作のNS-5の電子脳は、まだ実用化されていない無限大の容量を持つ“陽子脳”と設定されている。
ラニング博士の科白だが、「陽子脳の中、シノプスの破断された切れ切れの情報が、ある時再構成され、ゴーストが産まれるのではないか…」。ゴーストとは、自己の意志を持つ存在、ソウルと言い換えた方が云いのかもしれない。そして、物語の中で、ロボットを超えた存在、“サニー”が登場する。
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物語の最後、丘の上に主人を失ったサニーが立っている。そのサニーを見つめる多くのロボットたち。それは、エジプトを旅立つユダヤの民のようでもあった。あるいは、解放を待つ奴隷の姿のようでもある。
最初、DVDをレンタルした時は、退屈な物語のように感じたが、今回見直して、いろいろ考えてしまった。ロボットを人間の関係と考える時、良く出来た資料だと思う。
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1. 「アイ,ロボット」 サニー [ しねまもなーく ] December 23, 2008 22:17
従っていたロボットが人間に反逆するっていうのは
SFでよくある話ですね。
この「アイ,ロボット」もそれの王道で
どうなるかは最初から予想が立てれましたが、
ロボットの動きや、近代施設なんかを見ると
ドキドキワクワクして...
この記事へのコメント
1. Posted by shinobu December 15, 2008 15:22
ロボットシリーズ、深いです!
攻殻機動隊は、初版本で買いました!
あの画面が最初のアニメになるとき、どうなるんだろう・・・っておもってたけど、あのアニメ技術はもはや、神の領域!?・・・って気がするほどですね。ほれぼれ!
A・C・Oさんとの、月末のお茶会を楽しみにしていたら、月末って、もはや年末・・・!
くりあげて、こちらは今週末でもOKですよ〜
攻殻機動隊は、初版本で買いました!
あの画面が最初のアニメになるとき、どうなるんだろう・・・っておもってたけど、あのアニメ技術はもはや、神の領域!?・・・って気がするほどですね。ほれぼれ!
A・C・Oさんとの、月末のお茶会を楽しみにしていたら、月末って、もはや年末・・・!
くりあげて、こちらは今週末でもOKですよ〜

2. Posted by A・C・O December 16, 2008 06:52
おはようございます^^!
攻殻機動隊!!、初版本!!<<<レアなマニアアイテム^^。
原作も素晴らしいけど、アニメ版も日本アニメの金字塔だと思います。DVD二組買っちゃいました(汗)。
ロボット系は、ここのところマイブームになってまして、マニアックな内容になってしまい、誰が読むんだろう?って感じで書いてます(滝汗)。
※私も月末は年末!?と、思いました。今週、大丈夫そうです。メールしますネ!!
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ロボット系は、ここのところマイブームになってまして、マニアックな内容になってしまい、誰が読むんだろう?って感じで書いてます(滝汗)。
※私も月末は年末!?と、思いました。今週、大丈夫そうです。メールしますネ!!
3. Posted by BlogPetのkorokoro December 16, 2008 14:11
acoが監督したの?


