猫本系
May 03, 2006
猫!ネコ!ねこ!/『CAT』イラスト;村松誠

●ハッピーポストカード CATS●
・村松誠;イラスト
・文庫: 64 p ; サイズ(cm):
・小学館/
●出版社からのコメント
大胆にして繊細なタッチで、写真を超えたイラストレーションを描く、人気の村松誠氏の作品をカードブックにまとめました。さまざまな表情の猫達が、愛らしく語りかけてきます。
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ビッグコミックオリジナルの表紙でおなじみの村松誠さんの描く可愛い猫のカードブックです。村松さんの作品は毎年カレンダーにもなっており、すぐに完売になる人気とか。
今週号は表紙のあまりのかわいさにビッグコミックオリジナルを購入してしまいました。
公式HP【http://www.bigoriginal.shogakukan.co.jp/】
村松誠さんの生家は和菓子屋さんだったそうで、表紙に描かれた粽(ちまき)以外は皆、ご実家で造っていたものばかりだそうです。公式HPに村松さんのエッセーが毎号掲載されているので、ご興味のある方はどうぞ!
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このイラストは今年のカレンダーのお正月用。
村松さんの猫のイラストを商品化したお店もあります。HPに可愛い猫のイラストがたくさん掲載されています。見るだけでも楽しい!村松ファンの皆さん!何か買うと、きっと村松さんが喜ぶ(たぶん)と思います。※頼まれてもいないのに、宣伝してみました(汗)。
ねここれ公式HP【http://neco-colle.pal-house.com/fs/main/default.asp?mart_id=palhouse】
Pleace on Click!!May 02, 2006
幸せな子猫の毎日/『チーズスィートホーム』こなみかなた

●チーズスイートホーム 3 ●
・こなみかなた 著
・講談社
コミックモーニングに月2回で連載中の『チーズスィートホーム』の3巻。1,2巻は30万部の売り上げを記録!堂々のベストセラーになっている。連載時では白黒の活版印刷も、単行本ではすべてオールカラーになっており、可愛らしさ倍増!
公式HP【http://e-morning.jp/manga/cheese.html】では、短いムービー(?)も見ることが出来る。
●あらすじ
散歩中に迷子になった子ネコが、山田さん一家に拾われる。山田さん一家はペット禁止マンション、最初はネコの引き取り手を探すが情も移ってしまい、そのままこっそり飼いはじめます。子ネコも最初は親ネコを探そうとするのだが、「ここがおうち」と思うようになり、山田家の一員となる。冒険の途中に出逢った大きな黒猫とは、友情?を超えた絆を感じるのだが、黒猫はお引っ越しをしてしまう。つづく>>>>
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我が家にも2匹猫らしいものが棲んでいるのだが、生き物として賢いやつらだと、常々思う。毎日、猫の食事や怪我をしていないか、どこで寝ているか、気にしているのだが、人間を使うコツを知っているとみえて、いつも機嫌良く暮らしている。猫が可愛いのは、幸せな生き物だからだと思う。幸せでない猫を見ると辛くてたまらない。
本書は、猫が擬人化されることもなく、猫の猫らしい猫の毎日が、綺麗でシンプルなカラーで描かれている。コミックを読む習慣のない人にもお薦めの一冊です。


※上、クリックすると拡大します。
Pleace on Click!!January 30, 2006
絶対!読みたい猫の絵本/100万回いきたねこ

我が家の猫です。
現在、2匹猫が家にいる。1匹はアメショーの女の子で2歳。もう1匹はメインクーン種の男の子で1歳半、大阪のブリーダーさんの家から飛行機に乗って我が家にきた。彼はある事情で飛行機代とワクチン代だけで我が家の猫になったのだ。
彼の前に生後4ヶ月で死んでしまった腹違いの兄さん猫がいた。我が家に着く前から猫の不治の病(FIP)にかかっており、獣医に懇願したのだが、延命もままならなかった。発病後、治療の様子を逐次ブリーダーさんに連絡していた。彼が死んだあと、「代わりの猫を送る。」とのこと。死んだ猫に代わりになることもないのだが、ブリーダーさんの申し出をありがたくお受けした。その3ヶ月後に写真の2代目が松本空港に貨物便で届いた。その時は、どんな子猫なのか?はらはらドキドキ。
届いた子猫は、死んだ兄猫とは違い、大きなおなかをした丸々太った子猫で、以来、病気もなく元気に育っている。死んだ子猫は、最初に抱いた時に、育つかどうか?不安になるほど、痩せた小さい子猫だった。弱った動物の方が愛らしい仕草が多い。いつも懐に入りたがるような、片時も人間と一緒にいたい子猫だった(泣)。獣医さんが言うには、子猫のかかった病気は、ブリーダーさんの家のように純血種猫を多頭飼いした時に、外から感染する可能性が高く、日本の猫の5割はそのウィルスの抗体をもっており、けっして珍しいケースではないとのことだった。
閑話休題でした。

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『100万回いきた猫』
佐野洋子/作・絵 講談社
この絵本は問答無用の名作です。
猫は死にます。でもこれほど愛らしい、そして身近な野生はいない。この本には表紙の猫そのままのバイタリティ溢れる猫の生き様死に様、そして愛することの切なさ、いとおしさを教えてくれるのだ。少々、乱暴な描写もある。それが小さな子供には合わないと感じるかもしれない。小さな子供には、その子なりの鑑賞があるだろう。自由にわがままに生きること、それを読み、高学年の子供には、また違う感慨があるかもしれない。最後に出逢う、生きる意味…、私は大人に読んでもらいたいと思った。自分が読み、目頭を熱くし、それを自分の大切な子供たちに手渡して欲しいと思う。
お気軽な前世診断なんて、吹き飛んでしまう、愛すべき猫の物語だ。

January 08, 2006
こんな猫さんは欲しい〜!/『きょうの猫村さん』 ほしよりこ著
きょうの猫村さん1ほしよりこ著 マガシンハウス
猫村ねこ
●年齢/4歳 ●職業/家政婦
●特技/家事全般、マッサージ
●得意料理/煮干しの開き、煮っころがし、ネコムライス
●好きな男性のタイプ/岸部一徳、香取慎吾
●宝物/ぼっちゃんからもらった名前の刺繍入りエプロン
猫村さんは猫の家政婦。大好きなぼっちゃん家族が外国に行ってしまい、村田家政婦紹介所に身を寄せる。ぼっちゃんのために磨いた家事の才能を認められ、猫ながら家政婦として働くことになる。最初に働きに行った犬神家は学者の旦那さまに美人の奥様、ハンサムな大学生の息子の理想的な家族。と、思ったら、積み木崩しの女子中学生と開かずの離れには奇妙な名前の犬を飼うおばあさんがいる。そんな犬神家の一族に、優しい猫村さんは心配が絶えないのだった。
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土曜ワイド劇場の人気シリーズ『家政婦は見た』のオマージュのような雰囲気も…。もしアニメ化されたら吹き替えは勿論市原悦子さん(笑)。
最初、この本を手にした時、昭和のお色気マンガの大家小島功先生(清酒黄桜の河童美人で長く親しまれている大御所、現在も朝日新聞に社会風刺のマンガを発表されている。)を思いだしてしまった。この猫村さんの作者/ほしよりこさんは、絵に風格がある。それに平成にはありえない(笑)昭和な風景、村田家政婦紹介所の村田さんはピンクのネグリジェにカーラーを髪に巻いて眠るのだが、この昭和感は絶妙。村田家のお茶の間のテレビには、山口百恵ちゃんの赤いシリーズが映っているように思える。
猫が2足歩行し、掃除や洗濯をし、日本語を話す設定はなかなかシュール!?猫村さんはそんなことはおかまいなく、家政婦として懸命に働く。爪とぎしたり、毛つぐろいしたり、ちゃ〜んと猫しているところもほほえましい。昭和の猫まんがが未来から来た『ドラえもん』だとしたら、『きょうの猫村さん』は平成の猫まんがの傑作として語り継がれるかもしれない(少しおおげさ?)。
猫好きにはたまらない昭和テイスト溢れる脱力系マンガです。
Please on Click!January 06, 2006
犬まんが家ペロさん/『ねこナビ』Vol.27
ネコなび 杉本ペロvol.27 少年サンデー連載中
♪友達がいないから〜、ノートに猫の絵を描く。大槻ケンヂが唄っていた。私も大学ノートの端によく猫の絵を描く。猫は暖かい。猫は孤独な心に添い寝してくれる。猫は…猫は…と、感傷的な書き出しなのだが、ギャクまんがのご案内です(笑)。
今回はハッちもの4本と巨大猫ボスの1本。
杉本ペロさんのこの4コマ猫まんがは回を重ねて27回。意外と健闘している。『俺様は?(なぞ)』でのシュールなギャグの持ち味は今回は抑えて、正統派の4コマを描いている。出てくる猫は主人公ハッち以外は、変な猫ばかり。三毛のモエ猫は円○志さんを思い出しちゃいました。※三毛猫にほとんど「雄がいない」と誰かペロさんに教えてやってくれ〜(笑)。
ハッちを拾ってくれた貧乏なおじさんはエイリアン猫にさらわれて、その後小型化。ハッちはまた野良猫に逆戻りらしい。八の字眉毛のハッちは目つきの悪い(笑)三毛猫おやじとみかんの段ボールで、親切な猫好きに拾われるのを待っている。
元飼い主の貧乏なおじさんはダイエットと云いながら、自分の食事もままならない極貧生活。ハッちもげっそり痩せていたのだが、野良猫に戻ってからの方が、幸せそうにふっくら。ところであの貧乏なおじさんのその後はどうなったの?ペロさん。
猫を飼いだして日の浅いペロさん。雌猫の発情期にびっくり。私も2匹猫を飼っているが、雌猫の最初の発情期の時は、ホントうるさくて驚いた。ちょっと笑えました。『名探偵コナン』の青山剛昌さんの家に猫の取材にいったり、そんな日常のおまけ話も面白い。
スポーツにアクション・妖怪!?など、勢いのある漫画の多い少年誌でペロさんの、この力の抜け具合はなかなか良い感じです。いつ打ち切りになるか?秒読みな感じもあるのだが、私は是非サザエさんのような大長編猫4コマに成長して欲しいと思うのだった。
がんばれ!犬漫画家!!
ペロさん、ホントに犬?・・・な訳ないやろ〜!!(爆)
September 08, 2005
笑いを産むことの闇/『ねこナビ』杉本ペロ
←クリックで拡大します。●ねこナビ●
●作者;杉本ペロ
●少年サンデー連載
今、少年サンデーはギャグ漫画暗黒時代に入っている。
最初の予兆は久米田康治「かってに改蔵」の夢おち崩壊。秋葉系やふしぎちゃんキャラを、リアルに取り入れたギャグ漫画だった。練馬付近にあるらしい(?)、架空の町トラウママチの物語は、主人公の妄想と云う形で、唐突に終焉した。久米田さんの最後のWeb日記が、連載のむごさを感じさせる。
●少年サンデーWeb抜粋
「気にされないまんが描き気にされず朽ち果て永久に気にされる事なくここに眠る。」
◆◆◆
杉本ペロの前作「俺様は?(なぞ)」は、俺様と呼ばれる謎の巨漢小学生とクラスメイトのやさいくん、国鉄くん、担任のよしこ先生らによる学園バイオレンスギャグ。俺様くんの破天荒さで疾走感のある作品だったが、ある時から作者の夢の話になることが多くなり、これも唐突に連載は打ち切られた。
その前後「少年刑事 ミノル小林」の連載開始と終了。これは中学生の萌えをギャグに入れたナンセンス刑事もの。当初は事件の解決に燃える中学生デカミノルだったが、後半萌え系のにきび顔になり、幼い読者の顰蹙を買ったのかもしれない。下品を許せば面白い作品だったがご父兄には評判悪かったのだろう。
◆◆◆
そして杉本ペロさんの半年ぶりの連載再開である。
猫を飼うことになった実際の生活とギャグを織り込んだ4コマ。この選択はある意味正しい。ギャグ漫画が長生きする道の1つに4コマがある。連載のギャグ漫画は物語の破綻を避けることが出来ず、それを避けるのは大いなるマンネリである。少年ジャンプの長寿連載「こちら亀有派出所」は偉大なるマンネリによって成立している。長い年月が過ぎようが両さんはいつまでも年を取らない。それはサザエさん一家も同様である。
◆◆◆
日本TV系「爆笑問題のススメ」8月29日に出演した江口寿史さんが「ギャグ漫画家は、ある期間仕事をすると、心が壊れるほどハードな精神活動だ」と云う趣旨の発言をされていた。
彼は頻繁に白いワニにさらわれて連載を落としていたが、今も健全な作家活動を続けておられるのは白いワニの助けによるものと思う。作家にその資質以外のものを要求する粗悪な編集者がいる。その理不尽なプレッシャーで筆を折ったり、命を絶ったりしたギャグ漫画家は稀ではない。そのあたりの経緯は吾妻ひでおさんの「失踪日記」に詳しい。知人にギャグ系漫画家がいるが、彼女も今は休筆中、編集者との軋轢があったらしい。
少年サンデーがギャグ漫画家を食いつぶしていくのか?新しい才能を育んでいくのか?それは編集者の能力にかかっている。大いなるマンネリを良しとして、長く描き続ける作家を発掘して欲しい。
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マンガの王道はギャグにある。
健全な作家活動をサポートする編集者の育成が急務かもしれない。
Please on Click!!
